ネパールの国境に隣接するミリクバレーの標高1100から1500メートルに位置するフグリ茶園の、セカンドフラッシュシーズンのブレンドです。
茶葉にはシルバーチップが含まれており、水色(すいしょく)は透き通ったオレンジ色です。
渋みは控えめで、フルーティーで甘みがあります。
後味はすっきりしていて、冷めても渋くならず飲みやすい紅茶です。
インドのダージリン紅茶は、5〜6月に収穫したものがセカンドフラッシュ呼ばれ、香気も水色にも優れ、
最も品質が良い紅茶がつくられるクオリティーシーズンとされます。セカンドフラッシュでは
ダージリン紅茶特有のマスカットのような芳香がよく現われ、その茶園で特にマスカットフレーバーの強い紅茶には
、FTGFOP1などの等級のあとにMUS (マスカテル)の記号が付けられます。
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茶葉は大きくふんわりしており、チップをたっぷり含んでいます。 水色(すいしょく)は、オレンジ色です。 |
ふわりと包み込むようなフラワリーな香りとはまったく異なる個性的な味。セカンドフラッシュらしい柑橘系のにおいはありますが、あくまでアクセント程度のもの。 |
きっぱりとした味わいの紅茶はストレートで。甘いものとあわせるよりは、むしろ単独でいただくほうが良いでしょう |
紅茶の入れ方 |
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ペットボトルの『おいしい水』が良くない理由
紅茶の味と香りを引き出すのには水の中に含まれている空気が重要な役割を果たします。
ところが、ペットボトルの水というのは汲み置きの水と同じで空気が抜けてしまっているのです。また、ミネラルウォーターはマグネシウムやカルシウムの多く含まれた硬水なので、紅茶の色を悪くしてしまいます。幸い日本の水道水はたいてい軟水なので、蛇口から注いだ水をそのまま沸かして使えば問題ないでしょう。
カルキ臭が気になる場合は1〜2分沸かしてください。長く沸かしすぎると空気が抜けてしまうので注意。それでも臭いや水質が気になる場合は浄水器を。
茶こしやネルの袋などに茶葉を入れティーバッグのようにして使うのは、葉のジャンピングが起こらず紅茶の美味しい成分が抽出できないのでおすすめできません。 |
ティーバッグには短時間で抽出できるように特別な茶葉が入っています。ゴールデンルールさえ守ればティーバッグでも美味しい紅茶が淹れられます。 |