Vintage UvaOrangePekoe tea
バンダラエリヤ茶園
ウバ紅茶は、標高1200mから2000m以上の高原地帯で作られる高地栽培紅茶です。
ウバ紅茶の産地は、ディンブラ・ヌワラエリヤなどの中央山脈の西側とは反対側の東側の斜面に広がり、
7月~9月の季節風(モンスーン)の影響をうけて乾季をむかえます。
乾期の過酷な条件の中で、茶樹がゆっくり育つことによって土壌の栄養分が茶葉に凝縮されるため、
この季節に作られるウバ紅茶は、香り、水色、風味ともに最高のクオリティーシーズンとなります。
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1930年ウバ地区のプラッキング 風景写真 |
1930年生葉の計量風景今も 昔も変わりありません |
1930年イギリス人のティステング |
1930年完成された茶葉を荷車で港まで輸送します。 |
2021 Ceylon tea plantation | Weighing | British TistengFactory tengu | 1930 finished tea leaves and then transported to the port in the cart. |
![]() ヴィンテージウバ ウバはスリランカのセイロン 島南東部に位置するウバ地方で栽培されます 。標高は約1,800m。 ハイグロウンティー(高地産の茶葉) の1つです。 |
![]() 現在の生葉の計量風景 おいしいウバ茶に出会えた時には 、紅茶が農作物であることを実感し 、その希少さにありがたく 思えるくらいです。 |
![]() Uva 「ウバ・フレーバー」と呼ばれる メントール系の爽やかな香りと カップに注いだ時にあらわれる ゴールデンリングと呼ばれる輝く 水色の美しさが特徴で 、良質なものほど顕著にあらわれます。 |
![]() ![]() オレンジペコ ウバ(茶殻) F.B.O.Pウバリーフ |
【セイロン紅茶の品質区分】
スリランカでは製茶工場の位置する標高によって品質を3段階に分類しています。
ウバ | ヌワラエリヤ | ディンブラ | |
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茶葉 | 赤褐色 細かい、BOP |
緑味を含む赤褐色茶殻も緑茶のよう | 茶褐色 BOP |
風味 | 芳醇で刺激的な味、強い香り | 緑茶に似た適度な渋み、デリケートな花香 | クセのないマイルドな味わい |
水色 | 赤みの濃いオレンジ色 | 淡いオレンジ色 | 明るい鮮紅色 |
適する飲み方 | 水色・香りをストレートで楽しむか、ミルクティーで | ストレート | クセがないので幅広いバリエーションに |
収穫シーズン | クオリティーのピークは7~9月 | クオリティーのピークは1~3月 | クオリティーのピークは1~3月 |
その他の特徴 | 世界三大紅茶のひとつ ゴールデンリング(※) |
日本の緑茶に近い感覚で楽しめる | 高品質なハイグロウンティーであるが、タンニンは少なめ |
生産量は世界第2位、輸出量は世界第3位のスリランカ。世界中でスリランカ産の紅茶が飲まれています。
生産量はインドに次いで世界第3位、輸出量は世界第3位。かつての国名「セイロン」は紅茶の代名詞としてその名をとどめています。
セイロン紅茶の主な産地は、気候の影響と、11~2月の北東モンスーン(貿易風)、5~9月の南西モンスーン(偏西風)により
、中央の山岳地帯を挟んで南東側のウバ地区と西側のディンブラ、ヌワラエリア地区に分かれます。北東モンスーンは海から水分を運び、
中央山脈の北東斜面に多くの雨を降らせ、南西斜面のディンブラ地区には乾いた風があたります。反対に南西モンスーンの時期は
コロンボから中央山脈南西部の大茶園は雨期となり、生産量は増えます。セイロン紅茶は水色、味、香りの3要素のバランスが良くとれていることが一般的な特徴です。
ストレートティーの場合、英国式の「ゴールデンルール」にしたがっていれると、
紅茶本来の味わいが楽しめます。